
大学卒業後、2021年4月入社。
車掌を経て、2023年4月より運転士として乗務。
※2026年1月時点

大学卒業後、2021年4月入社。
車掌を経て、2023年4月より運転士として乗務。
※2026年1月時点
幼少期から「将来の夢は電車の運転士」と言い続けていました。おばあちゃんに連れられて街へ出かけるときも、先頭車両の小窓から運転士さんの背中と線路を眺めるのが楽しみでしたね。
学生時代は野球に情熱を注ぎましたが、大学の就職活動で改めて自分のやりたいことを考えると、幼い頃の夢の灯し火がまだ自分の中に残っていると気づきました。さらに運転士の仕事は、自分の力で多くの人の暮らしを支えることができる「1対多数の仕事」。福岡の大動脈として地域の暮らしに貢献し、地元に愛される西鉄電車の「地域密着」の姿勢にも惹かれ、入社を決めました。

研修時代、マンツーマンで丁寧に指導していただいた「指導車掌」の先輩から事前の準備や確認の大切さを教えていただきました。 お客さまの動きや車内の状況について、どのように対応するかを事前に考えて動くことを意識しています。大事な工程や確認を綿密に行い、前もって下準備を整えておけば、突発的な事態でも慌てず対応でき、自分だけでなく周りを守る支えになります。
月日が流れ、私自身が新入社員の「指導車掌」を経験したとき、私が伝えたのもこの教え。自分自身がそうだったように、いつか誰かの支えになれば嬉しいです。

車掌としてデビュー後、仕事と勉強の両立は大変でしたが、最短の入社3年目※で運転士昇職を叶えました。私が目指すのは、お客さまにも車掌にも優しい運転士。車掌と運転士はペアで一日を過ごすことが多いので、互いに気持ちよく、高め合える関係でいたい。「この人と組めてよかった」と思ってもらえる存在になりたいと考えています。
また、車掌の仕事を通して、ブレーキひとつでお客さまの疲れが変わると気づきました。振動が強いと、立っている方の足元は不安定になり、座っていても揺れが気になります。満員の車内ならなおさらですよね。だからこそ、運転業務ではスムーズで疲れにくい運転を心がけています。先頭車両から直接見えなくても、今お客さまがどんな状況にあるか、どんな案内を求めているかを予見する。車掌の経験で裏打ちされた勘を働かせ、目に見えないところにも配慮しながらハンドルを握っています。
※入社時18歳の場合は、最短で入社4年目より運転士への昇職が可能となります。

朝のラッシュアワーでは、終着駅の西鉄福岡(天神)駅に着いて扉を開けた瞬間、両側のドアから数えきれないほどのお客さまが降りていかれます。その光景を目にするたびに、「こんなに大勢のお客さまを、自分の運転で運んできたんだ」と実感する日々。無事に届けられた安堵感と、この仕事へのやりがいを、毎朝かみしめています。
もうひとつ嬉しいのは、子どもたちがホームから手を振ってくれること。私は観光列車「ザ レールキッチン チクゴ」の運転士としても乗務することがあります。観光列車では特にその機会が多く、目を輝かせて見てくれる姿に、私も思わず笑顔になります。手を振られる仕事ってなかなかないですよね。子どもたちの憧れの対象でいられることに、誇りを感じています。

入社してから「地域に貢献したい」という思いが、日に日に強くなっています。お客さまから気さくに声をかけていただき、「ありがとう」の言葉をいただくたびに、もっと世の中の役に立ちたいという使命感が湧いてきます。
鉄道は、いつの時代も人々の暮らしを支えるインフラです。だからこそ、自分の経験を活かしながら、地域のために鉄道を残していける未来をつくりたい。そのためのステップとして、今は助役への挑戦を考えています。さまざまな現場を知り、経験を積んで、鉄道会社として社会のためになることを自分から起こせる力をつけていきたいと思っています。